
アソーク周辺という一等地にあるシーナカリンウィロート大学。
こちらの大学では火曜と木曜の朝からお昼すぎ(14時頃)までと、金曜の夜にマーケットが開催されます。
タイ語で市場はタラートというので略して火タラ・木タラという愛称で場所柄日本人にも親しまれているマーケットです。
バンコクの一等地にありながら価格は激安。特に野菜や果物はスーパーよりかなり安く、買いやすい量なので旅行者にもおすすめのマーケットです。




マーケットの基本情報
場所:シーナカリンウィロート大学内
開催日:火曜日と木曜日 (木タラと火タラ)、金曜日(ナイトマーケット)
営業時間:朝から午後2時くらいまで(火タラ・木タラ)
ナイトマーケットでは芝生の上で買ったものを食べることができるそうです。
都心のビルに囲まれた大学ですがキャンパスは広く、ビルの夜景と夜風を受けながら過ごす金曜も素敵ですね。

シーナカリンウィロート大学(SWU)へのアクセス


アクセス: MRTペッチャブリー駅から徒歩約7分 スクンビット駅から徒歩約10分
BTSアソーク駅から徒歩約10分
Google マップ
アソークやスクンビットから徒歩で行く場合、下の画像ターミナル21とインターチェンジビルの間のアソーク通り(ソイスクンビット21)を直進すると右手にあります。

ちなみにSWUのお向かいはちあきの旅でおなじみのSC Skinclub Clinicです。
マーケットの雰囲気

大学キャンパスの入り口にテントが設置され、その下に屋台が出ています。
直射日光が遮られ、日陰になっているので比較的歩きやすい環境です。
私が行った時間帯はそれぞれお昼前後でしたが、地元の人や大学生、付近の会社に勤務する人などで賑わっていました。
洋服の店舗では制服を着た学生が日本語を話しながらショッピングを楽しんでいました。
話しかけてみると日本の国立大から留学しているそうです。
タイでは大学生が制服を着ているのをたまに見かけます。日本にはない慣習。
タイ人パイロットに聞くと「毎日ではなく、特定の日に制服を着る」とのことです。
彼女たちも制服が似合っていて素敵でした。
タイの大学の制服は小さめのブラウスにタイトスカートというスタイルで、どこかエアアジアの制服のようなシルエットです。

売られているもの

エッグタルト15B(約65円)ワッフル35B(約150円)


一口サイズのパンケーキ 30B(約120円)


屋台料理からアクセサリーや洋服、子供服やその他雑貨まで。



どこで食事するの?

購入したものはキャンパス1階のオープンスペースで食べられます。
ここでは地元の人や学生に交じって食事を楽しめるので、懐かしの学食に迷い込んだ気分!
その場の活気とローカル感は日本ではできない体験です。

購入したもの


枇杷ですか?枇杷風味のスムージー(約200円)と、50円で買ったレバーの焼き鳥を堪能。そして、卵を持ったイカのフライに至っては、1パック200バーツのところを並んでいた学生に店員さんに通訳してもらい、見事に半分サイズ(100バーツ)で購入しました!
ちなみに、兄の家の庭には大きな枇杷の木があり、毎年これでもかと言わんばかりに実をつけます。
その豊作ぶりを思い出しつつ、「もったいないかな?」と少し葛藤。
でもスムージーは初めてやんか、と自分に言い聞かせて注文。人生初の枇杷スムージー体験を果たしたのです。



バンコクに発つ1か月前から「貧血気味」と診断され、さらに献血でも「ヘモグロビン足りません」と私の唯一のボランティア活動である献血ができませんでした。
鉄分強化スタートだ!まずはレバーを豪快にいただきます。そして次なるターゲットは鉄分たっぷりのフルーツたち…

別の日はコロンビアとミヤンマーからのクラスメイトと。
やはりイカフライとあと餃子です。
フルーツや野菜がおすすめ



滞在先で気軽に食べられるカットフルーツやミニトマトなどが格安で買うことができます。
青いバナナは難消化性でんぷんの宝庫
バナナは日本とは違いまだ青い状態で売り出されるので、発酵性食物繊維であるレジスタントスターチが多い状態で食べることができるのでおすすめです。
一昨年自律神経の特集で順天堂大学医学部教授に取材させて頂いたことがあり、とにかく青いバナナを見つけたら買ってください!と言われたことがあります。
日本は黄色の状態で店頭に並ぶのでなかなかその機会がないのですが、タイなら大丈夫です。
チャンスは無限。(写真はパーククローン花市場)

購入したフルーツたち


ポメロ 80B(約380円)とほおずき2パックで70B(約330円)
子どものころお盆に京都の祖父母の家でほおずきを初めて見た時、その見た目からおいしそうだなぁと思ったところ、母から「食べたらあかんで、食べられへんで」と言われがっかりした思い出があります。
しかしタイには食用ほおずきがあると知り探していました。
そしてシーナカリンウィロート大学で見つかりました。結構簡単に。
苦節ン十年。ついに食べる日が来たで、お母さん。
食用ほおずきはスーパーフード
タイの食用ほおずき、またの名を「フルーツほおずき」や「ゴールデンベリー」などとも呼ばれるこの果実は、甘酸っぱくてちょっとトロピカルな風味が特徴です。日本では観賞用のイメージが強いですが、タイでは食べる文化が根付いています。
栄養も豊富で、ビタミンCやβ-カロテン、鉄分がたっぷり含まれていて、美容と健康にも嬉しいスーパーフードと言われているそうです。

色やサイズはこんな感じで、

双子を見つけるとどこか嬉しく、

中身を取りだして洗って食べました。甘酸っぱく、どこかトマトとミカンと何かをミックスしたような初めてのテイストでした。美味しかったです。
鉄分たっぷりで貧血と老けを気にする身として非常にありがたいフルーツです。
大学構内のドリンクスタンド




スタバやドリンクスタンドなどがあり、木陰のベンチに身を委ねながら学生たちがサークル活動に励む姿を遠く眺める午後のひととき。それは何とも言えないゆったりとした時間でした。
心の中で学生がんばれーと先輩風を吹かして眺めていたら、重めの宿題が出ていたのを思い出し慌てて取り組みました。
それにしても、大学の雰囲気って素敵ですよね。夢と希望の香りがふわっと漂う、そんな空間。
そこで開催されるマーケット、ぜひ行ってみてください。

