
タイで見つけたオレンジコーヒー。合うわけがないと決めつけていました。
しかし、セブンの前を通るたびにこのフラッグを見かけてどんだけ推されとんねんと印象に残ります。
オレンジジュースは好きじゃないけど、自分の殻を打ち破るべく飲んでみました。
ん?これは…! まさに新境地。コーヒーの概念が変わるほどの驚きでした。
オレンジコーヒーとは?
オレンジコーヒーとは、その名の通りコーヒーとオレンジジュースを組み合わせたアレンジドリンクのことです。
エスプレッソのような濃いコーヒーにオレンジジュースを注いで作られることが多く、一口飲むと、従来のコーヒーにはない爽やかな風味が口の中に広がります。
🍊 味わいの特徴
・フルーティーさ: コーヒーが持つ本来のフルーティーな香りや風味と、オレンジの香りの相乗効果。
・絶妙な調和: コーヒーの持つほろ苦い味わいと、オレンジの爽やかな酸味・甘味が絶妙に調和します。
・後味のキレ: 柑橘系の酸味が加わることで後味が非常にスッキリ、抜群の爽快感があります。
店員さんが作ってくれるのをしっかり観察してみた
では、店員さんにオレンジコーヒーを注文しましょう。
すると店員さんは一旦バックヤードに下がり、パウチに入ったオレンジジュースを持って再度登場しました。

氷の入ったカップにオレンジジュースを注ぎ、



豆から淹れたエスプレッソであろうコーヒーを入れて蓋をして完成。
オレンジコーヒー サイズ65THB(約300円、この日はプロモーション期間中で59THB約270円)

味は?苦味と酸味がケンカしない!
さあ、いよいよ実飲です。
まずは一口。ストローが底まで入っていたため、最初に口に飛び込んできたのは甘い濃厚なオレンジジュースの味。
「ちょ、ま、これは混ぜて飲むもんか?それともこの二層のまま楽しむんか?」
と一瞬逡巡しましたが、とりあえずストローで底から三周ほどぐるぐると回転させて混ぜてみました。
すると次の瞬間、口の中に広がるのは、想像の斜め上を行く新しい体験!
コーヒーのキリッとした苦味の中に、オレンジジュースの爽快な甘酸っぱさが混じりあい、デザートのような、コーヒーのような、全く新しい飲み物へと変貌したのです。

もっとおいしいバレンシアオレンジコーヒーを発見!

ちなみに、タイのセブンイレブンの「All Cafe」カウンターの凄さは、オレンジコーヒーだけではありません。
その他にも多種多様なドリンクが並んでおり、注文時に店員さんに頼めば、カフェ顔負けのカスタマイズまでできてしまうのです。
価格は手ごろでコーヒーが35THBから、複雑でお手間のかかるホイップクリームたっぷりのドリンクやヨーグルトスムージーは60THB前後です。
再度オレンジコーヒーを注文すべくメニューを見たら、ここにはない。
しかし似たようなものがありました。

自分名前かえたんか?バレンシアオレンジコーヒーになってるやん。
バレンシアついてもうてるやん。ほんで値段下がってるやん。
とりあえず注文しとこか。
バレンシアオレンジコーヒー 22oz 50バーツ

レジ前で待つこと数分、ついでに買ったエッグタルトといただきます。
何だか上部に泡のようなものがついていますね。まあ気にせず飲んでみると…。
何だこれは、めちゃくちゃ美味しい!!
まさかの炭酸が鍵!バレンシアコーヒーがもたらす、格別な「爽快感」
さて、私がこのバレンシアコーヒーに最も魅了されたのは、その「格別なキレ」にあります。
実は、このドリンクには一般的なオレンジコーヒーにはないサイダー(炭酸)が加えられているのです。
この炭酸こそが、全体の味わいを決定づける鍵。
繊細な炭酸の泡が、コーヒーの苦味とオレンジの甘酸っぱさを、重たくならずにまとめてくれます。
シャープでクリアな喉越しが広がり、すっきりとした後味。
炎天下のタイでいただくこの一杯は、まさに至福のリフレッシュメント。
なぜかタイでは甘いものが美味しく感じますがまさにその特性を生かしたドリンク。
炭酸のおかげで、コーヒーとフルーツの組み合わせが驚くほど軽やかに楽しめました。
オレンジコーヒーのお供は?
エッグタルト

エッグタルトがおすすめです。
どうもこの時はプロモーションをしていたようで、通常は21THBのところ16THB(約75円)でした。
KFCの次に美味しいエッグタルトです。
ホットサンド



レジで注文すると、店員さんが専用のホットサンドメーカーでプレスして焼いてくれます。
外側はカリッとサクサク、中はチーズがトロリと溶けている状態で提供されるため、チルドのサンドイッチとは比べ物にならない美味しさです。
また、クロワッサン生地を使ったホットサンドや、チョコレート、カスタードといったスイーツ系のホットサンドも豊富にあり、選ぶ楽しさがあります。
・価格: ほとんどの商品が 29〜40THB(約120円〜180円) という非常に手頃な価格帯です。
・満足感: この価格で、熱々で具材がしっかり入ったボリュームのあるサンドイッチが食べられるため、 朝食や小腹が空いた時に「安いのに満足感が高い」という大きなメリットがあります。

自分に挑戦して、人生が変わる一杯を
「合うわけがない」という殻を打ち破り、新境地を開拓したのが、このタイ・セブンイレブンのオレンジコーヒーです。
特に、私が心を奪われたのはサイダー(炭酸)がもたらす格別なキレ。
濃厚なジュースの甘さではなく、シャープな爽快感で苦味と酸味が完璧に調和したバレンシアオレンジコーヒーこそが、タイの酷暑から生まれた至福のリフレッシュメントです。
そして、この感動をぜひ共有したいのが、欧米やアジアを飛び回るパイロットの親友です。
彼に熱弁したところ、オレンジとコーヒー?合わへんやん、冒険できひんと、あっさり及び腰に。
しかし、この味を知らずにいるのは本当にもったいない!
次回のバンコクステイで挑戦してほしいです。
タイのセブンイレブンを見かけたら、ぜひ勇気を出して試してみてください。
コーヒーの概念が変わる一杯との出会いが、きっと待っていますよ!

