また来たで!親友パイロットと巡るバンコク。今回はアイコンサイアムで『王道』を極めてみた

バンコク
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2025年春に続いて、この10月もまたやってきました、日系航空会社のパイロットである親友。
今回の滞在も30時間弱という限られた「弾丸ステイ」です。
さて今回は予定を決めない気ままなバンコクステイでした。
私にとって留学中の過密スケジュールの平日、翌日はテストという日程で選んだ場所は…

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【アソーク】ランチは機長推奨 スダーレストラン

スダーレストラン – Google マップ

日系航空会社の機長おすすめのローカルレストランです。
乗員の間で評判になるお店は、味もコスパも外れがありません。
案内する側としても「キャプテンのお墨付きやで知らんけど」と、いい意味で責任逃れができるので、親友を連れて行くには最高に便利です。
ちょうど一年前の留学中に遊びに来てくれたパイロット訓練生を連れて行った際も同じエクスキューズを使いました。

アソークという一等地にありながらローカルな食事をローカルな価格でいただけます。
一般的なメニューは100THB~200THBという価格帯です。

はい、お疲れとソフトドリンクで乾杯して注文したのは、バンコクステイでは欠かせないという空心菜のニンニク炒め、そしてソムタム(パパイヤのサラダ)。

そしてパラパラの蟹チャーハンとエビフライです。
運ばれてきたエビフライを見て、親友からはすかさず「いや、普通にエビフライやん」と茶々が入ります。
しかし連日のタイ料理生活を送る私にとって、この一皿はただの揚げ物ではありません。
絶妙な揚げ具合の衣をサクッと噛みしめれば、それはまるで久しぶりに会う親戚のようなどこか懐かしく、そして切っても切れない仲
そんな安心感と愛着が込み上げてくる、とにかく親しみのある味なんです。
一緒にやってきたチリソースではなくライムとお塩と親友のおごりという最高のスパイスでいただきました。ごっそうさんでした。

Terminal21 pier21フードコートでコーヒー

アソークまで来てもらったからには、Terminal 21のフードコート「PIER 21」にも寄らなければなりません。今回のお目当ては、タイコーヒーです。
少し前にいつもの日本人女子と「タイティーはわかるけどタイコーヒーてなんだ?」と言いながら買って飲んでみたばかり。
タイコーヒーは、どこか独特のコクがあって、タイらしい甘さと絶妙にマッチするんです。

タイコーヒー34THB(約160円)

ICOM SIAM

タイコーヒーを飲みながら私は宿題の論文作成、親友は明日の帰着便に向けて予習をした後、チャオプラヤー川沿いにあるICON SIAMに行きました。

アイコンサイアムは2018年にオープンした、タイの総力を結集して作った超豪華な川沿いの巨大複合施設です。その豪華さは目がチカチカするくらい眩しく煌びやか。
いつかは輝けますように、という座右の銘を持つ私の前で輝き散らかしています。

アクセス: ゴールドライン チャルンナコーン駅(Charoen Nakhon) 直結
ボートでの行き方:BTS サパーンタクシン駅(Saphan Taksin) の2番出口を出て、サトーン桟橋(Sathorn Pier) へ、そこからアイコンサイアム行きの専用シャトルボートで5分程度

サイアム髙島屋

アイコンサイアムの中には、日本が世界に誇るサイアム高島屋も入っています。
「ラウンジ、行けるで。お茶しよか。」
……出ました。選ばれし者だけが許される、メンバーズサロンへの入場。
くっそ、カードが輝き散らしとるんか。
目の前の親友が、急に高くそびえ立つ髙島屋マウンテンの8合目あたりに立っているように見えました。

「え、うちもおばあちゃんの代から髙島屋愛用してますけども?河原町の髙島屋ですけど?」
と、髙島屋愛を盾に麓から応戦するものの、涼しい顔の親友には届かない……。
受付を済ませる親友を見上げながら、ここは大人しく、その「おこぼれの輝き」に乗っかるしかありません。

桃のケーキ。はい、ごっそうさんでした。

光と水の競演。バンコクの夜を彩る、圧倒的な噴水ショー

アイコンサイアムの屋外テラスで毎日開催される噴水ショー。
そのレベルを一言で表すなら、「無料で見られるのが不思議なほどの、世界最高峰のショーです。

スペックはもはや「規格外」

全長は約400メートル。
これは東南アジア最長の規模を誇ります。 最新の「2D・3D・4D噴水技術」を駆使し、水柱が音楽に合わせて生き物のように踊り狂います。その高さは最大で数十メートルに達し、もはやアトラクションの域を超えています。

世界一に輝いた実績

実はこのショー、2019年には「International Branding Association」で世界一の噴水ショー(Gold Award)を受賞しています。
ドバイやラスベガスの有名な噴水にも引けを取らない、まさに「タイのプライド」を形にしたようなステージ。光の演出と、チャオプラヤー川の夜景が溶け合う様子は、まさにカオスで美しいバンコクを象徴しています。

「圧巻」の正体

ただ水が上がるだけではありません。水幕をスクリーンに見立てて映し出される高画質なプロジェクションマッピング、そして計算し尽くされたレーザー光線で圧倒的なエネルギーに満ちています。
マイケルの曲に合わせてジャクソンが躍っているようなシルエットも楽しめます。

地下に広がるフードコート「SOOKSIAM」で夕食を

アイコンサイアムの地下に広がる「SOOKSIAM(スークサヤーム)」は、まさに食のワンダーランド。タイ全土から選りすぐられた本場の屋台フードが所狭しと並んでいます。

「ここに、美味しいバクテー(肉骨茶)があるらしいで」と親友が教えてくれました。
 ……バクテーって、マレーシアちゃうんか。反射的にそう思いましたが、ここは大人しく乗っかりましょう。
実はタイ南部(マレーシアに近いエリア)でもバクテーは日常的に親しまれているそうで、タイ全土の料理が集まるこの場所なら、本場の味に出会えるというわけです。

目の前に現れたのは、予想を裏切る「透明な」バクテー

どーん。バクテーです。200THB (約950円)
バクテーとはぶつ切りにした豚あばら肉を漢方薬に用いる生薬と中国醤油で煮込んだ料理です。
私の金箔ほど薄く浅い知識ではバクテーは黒いスープのイメージですが、ここは透明。
これは本当にバクテーか?と思ったのですが、マレーシア系のバクテーは漢方「熟地黄」を煮出した濃い醤油色のスープで濃厚な風味なので黒いスープ、シンガポール系のバクテーは塩味のスープに胡椒を利かせる透明のようです。
どうやら今回出会ったのは、シンガポール系の流れを汲むバクテーのようです。

鎮座する豚のあばら肉をビニール手袋をはめて手掴みで、豪快にいただきます。
この周りを気にせず頬張る瞬間こそが、気心の知れた親友との気楽な時間です。
しかし、頬張っているときに隣の中国人カップルから「どこで買いましたか?」と柔和な笑顔ともに質問されました。
急によそ行きの顔を作って答えると、数分後には私たちと全く同じメニューが並びました。
よほど美味しく食べていたのしょうか。
ちなみに少しの日本語と英語と笑顔で会話をしました。
たまたま隣合わせになった中国人カップルと同じメニューで心を通わせ、その中でも日本が好きだと言われたことは印象的でした。

タイ最大級の広さ Starbucks Reserve Chao Phraya Riverfront

ここはタイで一番大きなスターバックスです。とにかく広い。
最大の特徴はチャオプラヤー川を一望できる広大な屋外テラス席です。
ここから眺める景色は、気づけば絶景の有料観覧席に座っていた、みたいな感覚です。

実はここ、タイで初めてアルコールを提供したスタバとしても有名だそうです。
夕暮れの川を眺めながらビールを飲む……なんていう、スタバの常識を覆す贅沢も可能です。

ICON SIAMという場所は自分で何かを探し出す旅とは違い、最高峰のエンターテインメントが向こうから次々と押し寄せてくる、圧倒的な「提供される空間」です。
しかし、そこに身を置いて感じるのは、単なる豪華さだけではありません。 世界中から人を集め、圧倒し、笑顔にさせる、今のタイが持つ揺るぎない威厳と、爆発的なパワーです。

タイの放つ強烈な輝きをたっぷりと浴びた一日。 提供された完璧な空間の中で私の心もしっかりと、心地よくタイのパワーで満たされていました。
親友にとってもノープランの一日でしたが、蓋を開けてみれば意外なほど首尾よく充実したステイになったようです。

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