
時間に余裕があり予算に余裕のない人はいませんか?はい、ここにいます。それは私です。
今回は、エアチャイナ〈中国国際航空〉を利用して北京経由(復路は杭州経由)でバンコクへ往復し、しかもたったの30,000円という驚きの価格で少しだけ中国の雰囲気も楽しみました。
美味しい機内食と荷物を23kg×2個も預けられるお得感も含め、充実したフライトの様子をご紹介します。




フライトの予約と座席指定
まずは予約の段階です。このお得なチケットは、Google フライトで検索して最安値を提供したTrip.comで予約しました。他にもエアトリやスカイチケットで一括検索をしてみてください。
海外格安航空券予約サイト-skyticket.jp-

999から始まる航空券を予約できました。
エアチャイナはレイオーバーが6時間を超えるとトランジットホテルを用意してくれるそうです。
今回、私のレイオーバーは3時間半だったので適用外ですが太っ腹な会社ですね。
Trip.comで予約を終えると予約完了メールが届きます。
その後エアチャイナのHPからメールに記載された航空券番号を入力し、座席指定を済ませました。
座席指定には無料と有料があった!
往路の羽田-北京 北京-バンコク 復路のバンコク‐杭州 杭州‐成田の計4便の座席指定をしようとしたら、HND-PEK便だけは無料席と有料席がありました。
開放されているのはあまり座りたくない席だったので、ひとまず諦めて残りの3便の座席指定をして
当日空港のカウンターで希望を伝えることにしました。
結果的にカウンターで希望を伝えて、私にとって居心地の良いエリアの席を確保できました。
チェックイン

エアチャイナ CA182 HND-PEK
エアチャイナ CA979 PEK-BKKの航空券です。羽田でバンコク便までチェックインできました。
北京首都国際空港での乗継時間が3時間30分で、荷物は最終目的地のバンコクで受け取ります。
スルーバゲッジとはいえ中国系の航空会社は頻繁に遅延するという評判で、さらに中国の空港は乗継の仕方がイメージできないので乗継時間は3時間程度確保した方が安心です。
乗継時間が長い場合は一旦入国して再度チェックインが必要になるので、航空券を買う前に確認が必要です。
受託手荷物は23㎏を2つまで。日系航空会社と同じだけ運ぶことができます。
これならお土産や旅行の荷物も気にせず準備ができて、本当にありがたかったです。
おや?

もう来ていました。この便はオンタイムでの出発のようです。
快適な機内サービス


機材はエアバス300‐300型式、2ー4ー2のワイドボディです。
安全ビデオでは困った旅客をパンダさんが優しく諭していました。

機内食は羽田搭載


ミールはビーフを選択すると牛丼でした。
関西人の大好きな紅ショウガも良いアクセントでかなり美味しかったです。
雑穀入りのサラダとバターの付いたパン、そしてデザートはハーゲンダッツ!
JALのアジア線は成田発でしかお会いしたことがないハーゲンダッツがこのエアチャイナで会えるなんて。
この後食後のコーヒーとともに、デザートタイムを楽しみました。
ちなみエアチャイナの機内では中国人にココナッツウォーターが人気でした。本当におすすめです。
親切で機敏なCAさん
CAさんは男女ともに颯爽と一生懸命な姿勢で英語の発音も良くて、まさにプロフェッショナル。
中国ではまだ人気職業だと聞いたことがあります。
お化粧室に行ったついでに、ギャレーにいたCAさんたちに「ミール美味しかったで。どこで載せたん?」と聞いたら羽田搭載でした。
どうりで日本人の食べ慣れた味付けです。「おかわりする?余ってるで」と言われたので丁寧に辞退しました。そこまでわんぱくではありませんのよ。
「そんなら気に入ったもんだけ持って行きっ」と余ったミールからパンやサラダなどを分別していたのを勧められました。
どれだけ親切なのでしょうか…。
日系航空会社のパイロット訓練生に、機内では搭乗時から挨拶が大事やで。と説いたことがあります。忠実に守った彼は、アメリカ系航空会社でミール3食分とデザートが回ってきたので断ることができず、常に満腹のフライトだったそうです。

ブランケットも消毒済み。
機内は静かで皆さんマナーよく過ごされていました。すべてが想像と違ってとても快適でした。
北京首都国際空港で乗継

Transferの表示に従って進みましょう。
要所要所でTransferの表示を確認しながら進むと…


ありました、乗継カウンターです。ここで手荷物検査を受けます。
時間帯によっては混雑も予想されるので、降機からなるべく早足でこちらに向かいましょう。
パワーバンク(モバイルバッテリー)は要注意
ここで最も時間をかけて検査されるのがモバイルバッテリーです。
そのためすぐに対処できるようにバックから出してトレーに入れてください。
mAhが一定量を超えるもの、容量の表示がないものはこの場で没収です。
この時点では厳しいんだなぁ…と思っただけでした。
ちなみにエアチャイナの機内ではモバイルバッテリーで充電することも禁止です。
リチウムイオン電池は充電中に発火爆発する危険性が高くなります。その原因として、衝撃や熱に弱いという特性があり過去に落下したことがあったり、劣化したモバイルバッテリーは充電中に熱暴走を起こしやすくなります。
私はエアチャイナで知った経験から先日、全国放送のラジオニュース番組で「リチウムイオン電池の危険性」について13分尺の特集コーナーを制作しました。
その時に専門家の先生に取材するために禿散らかすほど勉強しました。知れば知るほどリチウムイオン電池搭載製品は非常にデリケートだということが分かりました。
充電中や使用中に異常な熱さを感じたら、すぐに使用を中止してください。
ピカピカすぎる巨大空港


乗継カウンターでの検査は約15分で通過できました。
その後、バンコク便のゲートまで移動します。
北京首都国際空港は第3ターミナルまであり、エアチャイナやスカイチーム、ワンワールドはこのターミナルを使用します。歴史ある空港ですが、第3ターミナルは北京オリンピックのために拡張されたそうでとにかく巨大かつ空いていました。
掲示板でゲートをしっかり確認して向かってください。
私は一行読み間違えたのか、ゲートチェンジが発生したのか分かりませんが、軌道修正すること余計に3,000歩くらい歩いた気がします。(※個人の感覚)
このような不測の事態もあるため、降機から乗継カウンターの移動は迅速に、そして次便のゲートはしっかり確認することをおすすめします。

搭乗ゲート付近でBKK便を待っていると、おや?何だかいい感じの塗装の機体が入って来ましたよ。
スターアライアンス塗装ですね。
各社特別塗装機の機体は信頼できる機材だと勝手に思っております。
エアチャイナ979便 PEK-BKK


羽田ー北京便と同様、A330‐300型の2ー4ー2の配列です。
シートピッチはJALよりやや狭く、足元にはフットレストがあります。
やはりここでもパンダさんが旅客に安全指導をしていますね。
CA979便も定刻出発でした。


ミールは北京搭載のようで、中国の香辛料が効いていて美味しかったです。
機体後方座席は4名の男性CAが担当されていて、皆さん本当にテキパキとサービスしていました。
まとめ:エアチャイナは予想以上に快適だった
時間に余裕がありコスパ重視の旅を求めている方には、エアチャイナが断然おすすめです!
片道約15,000円でバンコクまで行けて、さらに23kgの荷物を2個まで無料で預けられるという太っ腹なサービス。もちろん、機内ではミールやドリンクもついていて、フルサービスエアラインとしての魅力は十分です。
CAさんたちは親切で感じが良く、サービスもスムーズ。
そして驚いたのが、機内の静けさです。日本人旅客が少ないため、ゆったりと快適な空間が広がっていました。中国の方々もとても礼儀正しく、旅の安心感がさらにアップ。
もちろん、便によって機内の雰囲気は異なることもあるかもしれませんが、サービスの質や心温まる対応は他社にも引けを取らないエアラインだと感じました。こんな「掘り出し物フライト」、試してみる価値ありです!

