航空会社パイロットのバンコクステイの過ごし方:地元気分で楽しみ尽くしたローカル流の冒険/後編

バンコク
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親友が希望するローカル感たっぷりのバンコクステイの後編です。

今回のバンコクステイでパイロットが叶えたいバケットリストがこちら!短時間で地元感あふれる体験を詰め込んだ内容です。

  • 水上ボートでの移動:地元の交通手段を使いながらバンコクの風景を楽しむ。
  • プラトゥーナム市場でタイパンツを購入:人気のマーケットでタイらしいアイテムを手に入れる。
  • パイロット御用達のレストランへ再訪:お気に入りの場所でタイ料理の味を堪能。
  • ワットサケットで夕焼けを見る:仏塔からバンコクを赤く染める壮大な景色を眺める。
  • バスに乗る:地元住民になりきりながら効率的に移動。
  • ヤワラートでフカヒレと蟹チャーハンを食べる:ちあきの旅でおなじみの「ヘンディー」で旅を締めくくる贅沢なひととき。

まだスムージーしか飲んでいないので、そろそろ遅めのランチに向かいましょう。
そこはパイロット達のおすすめのレストランのようです。
グルメでコスパの良いお店に詳しい彼らが長年通うなんて期待できますね。
ローカルバスに乗りたいという親友のバケットリストもまた一つ叶えられそうです。

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バスでビクトリーモニュメントに移動

Central Worldのトリムルティ様やガネーシャ様がいらっしゃる付近にバス停があり、ひっきりなしにバスが到着します。
Central Worldからプラトゥーナム市場を通って、レストランのあるVictory Monument(BTS 戦勝記念塔駅)に向かうバスは多いので迷わずバスで移動することにしました。

バンコクの路線バス5つの魅力

個性あふれるバスの種類  エアコン付きの快適バスと、窓全開で心地よい風を取り込むレトロなバス。 まるで「タイの路線バスくじ引き」。どちらに乗れるかのワクワク感も旅の魅力です。

お財布にやさしい料金設定 エアコンなしのバスは10バーツ程度、エアコン付きでも20バーツ程度とBTSの約半額というリーズナブルな運賃で、地元の人々と同じ感覚で移動可能。

地元の空気をそのまま体験 窓からの心地よい風に包まれながら、地元の人々の日常に溶け込む瞬間。「観光客」ではなく「そこにいる人」になった気分を味わえます。

主要観光地もスムーズにアクセス 王宮やマーケットなどの観光地にも簡単にアクセス可能。地元バスで行くと、一味違った視点で観光地を楽しめます。ただし、降りる場所だけはしっかり確認を!

Googleマップで安心の冒険感 「次に来るバスがどこに行くの?」というドキドキ感も、Googleマップを活用すれば安心!リアルタイムで路線情報や目的地までの経路を確認できるので、冒険しつつも迷子になる心配はありません。

乗り方と降り方~聞くしかない~

バンコクの路線バスに乗るときは、ちょっとした流れを知っていると安心です。
●まずバスがやってきたら、運転手さんや運賃を回収するスタッフに行き先を伝えましょう。
このスタッフは、親切で頼りになるミドルエイジの女性が多い印象です。
もし不安であれば、英語が話せそうな乗客に尋ねてもいいでしょう。大声で行き先を伝えれば多くの場合親切に教えてくれます。

●乗るバスが合っていれば、車内に入り席を探します。
バスは座る前に動き出すこともあるので、スムーズに着席するのがポイントです。
●乗車してしばらくするとスタッフが席まで運賃を回収しに来てくれます。
そのタイミングは、次の停留所に停車した後や他の乗客とまとめて回収するなど少し余裕を持った流れです。そのため、事前に小銭を準備しておくとスマートです。

●運賃の金額はスタッフが教えてくれます。目的地が近づいたら教えてほしいと伝えておくと安心感が増します。スタッフや乗客は親切な人が多く、行先の発音が悪かったら乗客がスタッフに伝え直してくれたり、乗客やスタッフが不慣れな外国人である私に「次だよ!」と降りるときに声を掛けてくれます。
ローカルバスの楽しさの一つです。

バンコクの路線バスは、少しの冒険心と柔軟な心持ちがあれば、リーズナブルで魅力的な移動手段になりますよ!

ตี๋โภชนา T-Pochana Seafood (T-Restaurant) 黃炎泉海鮮餐室

こちらがパイロット達が長年通うというタイ料理と中華を融合したレストランです。
私はこれまでの旅行では毎回Victory Monumentエリアに泊まっていました。
そのためこのレストランの前を幾度となく通っていました。暑さと買い物袋の重さから鬼の形相で。
この辺で日本人を見かけたことがなかったのに、日系航空会社の乗員がこのレストランに通っていたなんて。地図だけ見て、良し行こう!と行って辿り着いたのが外観だけ馴染みのあるレストラン。
もちろん入ったことはなかったのですが、来てみたかったレストランです。

アクセス

78, 12-16 Ratchaprarop Rd, Thanon Phaya Thai, Ratchathewi, Bangkok 10400 タイ
ตี๋โภชนา T-Pochana Seafood (T-Restaurant) 黃炎泉海鮮餐室 – Google マップ

バス停 Rang Nam Road 徒歩1分
エアポートレイルリンク Ratchaprarop 駅 徒歩5分 
BTS Victory Monument(戦勝記念塔)駅 徒歩14分

営業時間 10:30~22:00

お店の雰囲気とメニュー

土曜日の14時ごろにお店に到着しました。ランチタイムを過ぎていたせいか店内は静かで、まるで「貸し切り状態?」と錯覚するほどの空き具合でした。
オーダーは友人に任せましょう。
親友がほぼ日本語でオーダーを試みたのですが通じました!どうやら間違いなくスタッフは普段から日本人パイロット達を接客しているな、と思いました。

エビの蒸したやつと春雨サラダ

はい、プリプリですね。一口かじった瞬間、プリプリとした食感が口の中に広がり、次にエビ独特の甘みと旨みがじわっと溢れ出しました。
親友おすすめのタレは、甘味、酸味、そしてスパイスのバランスが取れた独特な味わいで、蒸しエビのシンプルさを引き立ててくれる準主役級の名脇役。シンプルながらも贅沢な一品でした。

そしてパクチーがアクセントの春雨サラダ。
ナンプラーとライムの酸味がタッグを組んで食欲をそそります。
この中に入ったナッツが香ばしく見事に走攻守のバランスが揃ったサラダです。

プーパッポンカレー(蟹カレー)

キター!黄金色に輝く蟹カレーです。
ランチはプーパッポンカレーを食べよか?とこのレストランに来ました。
威風堂々真打ち登場。
プーパッポンカレーは蟹をカレー粉で炒めた料理で、溶き卵やココナッツミルクを加えているので辛さはなく、まろやかでクリーミーな味わいです。
殻付きの蟹を使うことが多いですが、殻なしのタイプも選べるので、食べやすさを重視して殻なしをオーダーしました。
ご飯の進む味。ということは?

忘れたらあかん、チャーハンにかけて食べなやっぱマナー違反やん。青切符切られるやん。
夕食に合わせて少し控えめにするつもりがやっぱりチャーハンを追加注文してしまいました。
このパラパラが蟹カレーのトロトロとよく合います。

意外な主役!最高に美味しかったのはカラマリ(イカフライ)だった

前菜のようなポジションで注文したのだと思ったイカフライ(カラマリ)。
イカにしっかり絡まった複雑なパウダーのようなシーズニングの風味が口の中で爆発して、甘さ、スパイス、香ばしさとニンニクのかほりが絶妙なハーモニーを奏でます。

バスの中で「イカフライ好き?」と聞かれ、突然何やと思いながら普通に好きと答えましたが、あれは伏線やったんか。

レストランを出た後、誠に恐縮ながら蟹カレーとともに、いやそれ以上にカラマリを褒め称えたら「せやねん、このイカフライはみんな好きやねん。魔法の粉って言うてんねん」とパイロット達の表現力はさておき、外せない一品のようです。
この魔法の粉はどこかのお菓子メーカーと提携してポテトチップスに振りかけてほしいです。

親友が支払いを済ませてくれたのですがちらっと横目でガン見のち口頭で確認すると8,000円くらいのようです。このほかサイダーなどのソフトドリンクを数本注文しました。
持つべきものは寛大な親友です。ごっそうさんでした。

Victory Monument駅から5分の場所にKING POWER Duty Freeのタイ最大の免税店があります。
こちらのフードコートは高級ホテルのような雰囲気で居心地が良く、価格も良心的です。

パイロットが憧れた寺院(たぶん)、ワット・サケットで夕陽を望む

ではバスに乗ってワットサケットに行きましょう。
時間帯によっては激しい渋滞に巻き込まれるので、時間がない場合はMRT(地下鉄)でサムヨート駅を目指してください。

Sam Yot(サムヨート)駅 徒歩15分

着きました。私がバンコクで一番好きな寺院、ワットサケット(The Golden Mount)です。
欧米人が多く日本人や中国人をほとんど見かけないので落ち着いて参拝することができます。
親友がバンコクステイのたびに「ワットサケットとヤワラートのコースがおすすめ」と言いすぎたのか、今回のステイで行きたい場所に選んでくれました。

黄金の丘へと続く道

この寺院の最大の特徴は、バンコクの街を見渡せる黄金の丘(The Golden Mount)。
入口から続く階段を登ると途中には鐘が並び、参拝者が願いを込めて鳴らしていきます。
私は一つ飛ばして階段を上っていましたが、気づくと友人がトコトコと小刻みに上がっていました。
「慌てんと着実に登んねん」と、乗員は訓練の連続なので日々プレッシャーを感じているのでしょうか、何やら参拝に対して切実さを感じます。
「鐘を鳴らすことで功徳を積めるらしいよ」と言ってみたところ、こちらも遂行していました。

街の喧騒が遠のき、静かで厳かな雰囲気に包まれていくのを感じます。
バンコクの街を見渡せる黄金の丘、ワット・サケット。ここを訪れるなら、絶対に「夕暮れのタイミング」が最高です。昼間は暑さとの戦いですが、夕方になると涼しくなり、さらに空がドラマチックな色に染まる…まさにベストタイム!

そして、頂上にたどり着くとバンコクのパノラマビューが広がります!広い空に向かって開かれたこの場所は、航空業界の人々が「空の安全」を祈るのにぴったりかもしれません。風が心地よく吹き抜け、都市の景色を一望できるこの眺めには、特別な力を感じました。

ワット・サケット参拝の楽しみ方:夕暮れ時の魔法を体験せよ!

この日は頂上にある仏塔に上がることができました。前回はクローズされていました。
夕陽を眺めながらの祈りは格別です。夕陽が沈むのを見ながら、願い事をそっと祈る時間。
雑念だらけの心がすーっと穏やかになります。
ワット・サケットでは、仏塔を左回りに3周すると願いが叶うと言われています。
ちょうど3周したころに僧侶の方々の読経が始まりました。

ワット・サケットは、ただの寺院ではなく、ちょっとした冒険と絶景を楽しめる場所。鐘を鳴らしながら登り、夕陽に染まる空の下で祈る時間は、旅のハイライトになること間違いなしです。

バンコクを訪れる際は、ぜひ夕暮れのゴールデンタイムに合わせて参拝を。人生において「美しすぎて言葉を失う」瞬間、体験する価値ありです!

ヤワラートの「ヘンディ」でフカヒレと空心菜炒め、菊花茶

ワットサケットからヤワラート(中華街)までは徒歩約20分で行くことができます。
ワットサケット付近のノスタルジックな雰囲気の道を歩き、徐々にヤワラートの煌びやかな喧騒とぶつかる道中は夜の散歩としてどこか楽しいのでおすすめです。

着きました、ちあきの旅でおなじみのフカヒレヘンディ(興利)
日系航空会社のパイロット間でも有名なお店のようです。

フカヒレと蟹肉がゴロゴロ

とろりと濃厚なスープに、贅沢なフカヒレがたっぷり。
スープの旨みがしっかりと染み渡り、一口ごとに幸せを感じる味わい。しかも、このクオリティで驚くほどリーズナブル!ヤワラートで「本格派フカヒレをお得に楽しみたい!」という人には、まさにおすすめの一杯です。
と、書きながらこちらも親友がお会計を済ませてくれました。
持つべきものは寛大でグルメな親友です。ごっそうさんでした。

まとめ

限られたステイ時間で時差と疲労回復、そしてリフレッシュを求められるパイロット。
バンコクの街に溶け込んだ過ごし方でほんのひとときでも非日常を楽しめたようです。
私にとっても、留学生活で得た知識を存分に披露できる機会となり、それが彼の旅の充実に役立ったのなら嬉しい限り。
とはいえ彼にとってはリフレッシュというより、「異文化体験という名の情報洪水」に巻き込まれたようなものだったかもしれませんが…。

乗務中は安全運航に努め、狭い機内での仲間とのコミュニケーションにも気を配り、日本では定期審査や厳しい身体検査、次のフライトに向けた準備など、常に学びと健康管理を欠かすことができない生活を送っています。

そんな日々を過ごす親友にとって、今回のバンコクで訪れたワット・サケットやローカルな景色は、束の間の安らぎと新鮮な刺激になったはず。
これが今後の乗員人生にささやかでも良いご利益をもたらしてくれたらいいなと思います。

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