ベトナムの有名な焼き物といえばバッチャン焼きですよね。
いつか買いたいと思っていました。しかし偽物も多く出回っていると聞きます。困りました。
日系航空会社のパイロットによるとハノイのハンザ市場は本物が買えるよ、と教えてもらい早速行ってきました。ハノイの街中にあるハンザ市場へ!!
バッチャン焼きって何?
バッチャン焼きはベトナムの首都ハノイから車で30分離れたバッチャン村で作られる陶器のことです。
昔中国とベトナムの国境付近は安南と呼ばれ、白い上質の土が取れることや中国陶磁器の影響を受けやすいことから陶器の製作が活発になったそうです。
遡ること中国の明の時代(だいたい15世紀くらい)、中国は倭寇の活動による海禁政策をとっていたので景徳鎮が流通せず、代わりにベトナムの陶磁器バッチャン焼きが需要を高めました。
オランダの東インド会社が買い集め、西洋や日本を含むアジアに輸出していきました。
千利休や徳川家にも「安南焼」として重用されていたバッチャン焼き。
長い歴史がありますね。
特徴は?
バッチャン村で作られたものだけがバッチャン焼きと名乗ることができます。
職人が竹のスティックとブラシを使い手作業で絵付けをしています。
伝統的な絵柄はトンボ、蓮の花、菊の花、金魚などそれぞれ幸運を意味するそうですよ。
ハンザ市場
P. Hàng Da, Cửa Đông, Hoàn Kiếm, Hà Nội, ベトナム
ホエンキム湖から西に約10分歩くとあります。
この建物の前の
この入口から地下に行きます。
見やすい規模感
店舗はこのようなレイアウトが5つくらい並んでいました。大海原で砂金を探すような規模ではないので直感でお気に入りを見つけられそうです。
カップの取っ手が同じ方向を向いていることも商品を大切にしている店員さんの心意気を感じます。
重量・レンジ可能か・絵柄などチェック
食器を購入する点で大事な要素は見た目はもちろん、重さと厚さと電子レンジが使えるか?ですよね。
あと糸底、こちらがガタガタしているとテーブルに傷がつきます。
というわけで直感では決められずじっくり選びました。
最初は釉薬がまだらなマーブル模様のカップ&ソーサ―と焼き魚用のお皿を探していました。
菊の絵柄が入った小鉢はなぜか実家にあったのと、本来素朴な陶器が好きなのです。
しかし少し重い。重い食器は使いにくいので愛着が湧かないおそれがあります。
絵柄のものは料理の邪魔をするかもしれない…など堂々めぐりの迷宮入りです。
店員さんは少し日本語が話せます
店員さんはとても親切です。写真を撮らせてもらいました。
私の好みを尊重してくれて軽いのが良いとか薄いのが良いなど、気に入る一品を探すのを手伝ってくれました。
バッチャン焼きにはオールドバッチャンとニューバッチャンがあり、オールドバッチャンには電子レンジができないものもあります。
そのあたりの質問にも答えてくれますので気になることは相談しましょう。
よっしゃ、決めた!!価格は?
これや!なんか目が合うた。自分ずっと見てたよな?
ちゃんと刻印もあります。これが本物の証です。
ニューバッチャンのいうことで電子レンジも使えます。
この3点の価格は合計で約3,600円でした。
当初の価格より約15%ディスカウントしてもらいました。
バッチャン村に半日ツアーを申し込んで行くこともできます。
私も本物を買いたかったのでツアーに参加しようかな、と思っていましたがハノイの中心地にあるハンザ市場も安心して買うことができました。
普段使いに大事に使いたいと思います。
Amazonでも現地と価格が変わらないのでおすすめ