
バンコクへの旅で利用した中国南方航空。広州での乗り継ぎは、あえて観光も楽しめる19時間半のロングレイオーバーをチョイス。トランジットホテルを期待していましたが、なんと金曜夜だったからか、契約ホテルは満室との予想外の回答が!ホテル難民のピンチです。
しかし、事前に準備しておいたある秘策のお陰で、結果オーライ!むしろホテル提供を受けるより快適な、最高のトランジット体験を過ごすことができました。
乗り継ぎホテルをアテにせず、自分で確保する準備をしていたことが今回の「最高のトランジット」の最大の成功要因です。
★重要!ピンチを救った神サイトたち
ホテル価格の比較に役立ちました
【agoda】実際予約したサイト
ご予約はこちらから【KKday】日本で格安のeSIMを準備していました
VPN不要が最強!KKdayのeSIMでGoogle/LINEを事前に確保する

みなさんうっすら気付いているように、中国ではGoogleやLINE、Youtubeが使えません。
これは中国政府による厳格なインターネット規制によるためです。
また、空港のWi-Fiを利用するためには空港に設置された機械にパスポートを提示してパスコードをもら必要があり、それでも取得できなかった半年前の杭州空港での経験があります。
つまり、トランジットホテルの提供を期待していたものの、急遽自力でホテルを予約することになった場合Google検索ができず、家族や友人にLINE経由で助けやアドバイスをもらうこともできないということです。
そこで何より必要なのが通信手段。私はKKdayでこちらを事前に購入していました。

KKdayで購入したここちらのeSIMは国際ローミング回線を利用するため、中国政府の規制の影響を受けず、VPNなしでGoogleなどのサービスを利用できます。広州に着陸した機内でアクティベートし、そこから24時間利用することができます。
そして驚くことにわずか73円。あまりの安さに半信半疑だったものの現地でサクサク使うことができました。
それではWi-Fiもつながったのでアゴダでホテルを探しましょう!
空港周辺にはお手頃価格のホテルがいくつかありましたが、この価格でアゴダレビュー9.3?
バイユン エアポート ココ ホテル

アゴダで検索したらヒットしたこのホテル、アゴダレビュー9.3です。
ツインルーム1泊朝食付で5,600円というお手頃価格。その上無料の空港送迎付き。
しかし、この一帯のホテル相場を知らないのでまだ予約をするには決心がつきません。
この日は広州に住む若い中国人女性の友人が空港に来てくれました。
彼女は2年前に日本の大学院を卒業しているため、日本語は堪能です。
広州経由の便を予約した直後に偶然LINEが来たので、「たしか広州に住んでいたはずだよね?」と聞いてみると、その通りでした!
私のトランジットに合わせて空港で待ち合わせしていました。
というわけで、アゴダの画面を見てもらうと「大丈夫そうだよ!」とアドバイスをもらい予約確定。
しかもホテルに電話をしてくれて、ホテルバスの乗り場まで聞いてくれました。
もうWi-Fiくらい心強い存在。いつも世界のどこかで友達に助けられています。
国内線43の数字のある場所が各ホテル行きのシャトルバス乗り場のようです。

客室内部


ふかふかのツインベッドとソファが置かれた室内は、二人分のスーツケースを広げても余裕の広さ。 新築なのかと思わせるほど清潔感に溢れており、とても居心地の良い雰囲気です。 さらにバス・トイレ別という点も、二人でのステイには快適さを増す嬉しいポイントです。
シャワーの水圧も十分でした。





アメニティはコーヒー、お水2本。歯ブラシやコーム、コットンに使い捨てのスリッパ。
火災時のマスクまでありました。
ロビーにはウェルカムドリンクと24時間営業の売店が




ロビーにテイクフリーのドリンクがあると嬉しいですよね。
売店は約1000円以上からクレジットカードが使えます。
広州空港北街ナイトマーケットで夕食



友人がホテルからタクシーで5分ほどの場所にある美食街へ案内してくれました。
ネオンが煌めく一帯は、まさに想像していた「中国の美食街」そのものの雰囲気で、期待に胸が膨らみます。



ズラリと並ぶメニューには、日本ではめったにお目にかかれない狗や鶏の足など、様々なチャレンジャー向けの食材がひしめき合っていましたが、 私はやっぱりパンチの効いたニンニク野菜をチョイス。
中国が初めてで、ちあきの旅でおなじみの日本人の友達は機内では飲まなかった中国ビールを、私はスプライトを注文。
中国人の友達はココナッツミルクで異文化カオスな乾杯です。
私には珍しい女子会のような夕食。熱気あふれる広州の夜風を浴びながらのディナーは、忘れられないシーンとなりました。




後日、日系航空会社の機長にこの美食街の話をしたところ、乗員たちもこの辺りで食事をすることが多いとのこと。
初めて降り立つ広州は私にとって未知のエリアでしたが、世界のどこかで誰かと共通点が見つかり繋がっていることを実感できるのは、まさに旅の醍醐味だと感じました。
ホテルの朝食


ロビーの奥には、広々としたレストランが広がっています。
窓から太陽の光が燦々と差し込み、テーブルは眩しいほどに綺麗でした。
この後5週間のバンコク、そして1週間のホーチミン滞在が控えていることを考えると、ここで存分に中華風の食事を堪能しておきたい!




白菜のニンニクソテーはトロトロに仕上がっており、お粥さんにはザーサイなどの中華風お漬物をたっぷり投入。アジアのホテルで不動のレギュラー陣とも言えるメニューですが、期待を上回る美味しさです!
もちろん一巡で終わるわけはなく朝食選択ドラフト二巡目に突入です。
注目のベンチ裏ではヌードルがしっかり肩を作っている様子。いよいよまもなく登板です!




大満足の朝食を終え、コーヒーを飲んで一息ついていると、レストランの若い女性スタッフが話しかけてくれました。 聞けば、彼女は日本が好きで、特に日本のアニメが大好きとのこと。照れながら一生懸命に日本語で話そうとしてくれるそのひたむきな姿に心底打たれました。
ジムとホテル周辺



近隣はHilton Garden Innなどホテルが立ち並んでいました。整然とした綺麗な街並みです。
友達からサプライズギフトが!


本当に今回、至れり尽くせりでお世話になった友人がとんでもないプレゼントをサプライズでくれました!
ご存知ですか? 今、世界中で争奪戦になっている「LABUBU」です!
案内役だけでなくディナーもご馳走してくれたのに、さらにこんなプレミア級の品まで。
もう感謝しかありません! 次回彼女が日本に来るときは、倍返しで必ず恩返ししたいです。
まとめ


2名分の朝食と無料の空港送迎までついて約5,600円。この抜群のコストパフォーマンスは、乗り継ぎ拠点として理想的でした。
ただのトランジットで終わるはずが、なかなか会えない友人と再会し、心に残る思い出を作ることができました。友人のおかげで、最高の広州ステイになったことに心から感謝しています。

