2024年8月末、夏の疲れの貯金が満期に達した頃にソウルの薬令市場とその先にあるソウル韓方振興センター、そして美容鍼とカッピングに挑戦してきました。
同行してくださったのはソウルの最新情報を日々更新されているパワーブロガーのまゆみさんです。
まゆみさんのおかげで一人では絶対に行けなかった場所に行くことができました。
人生でまだ知らない世界があることを実感した経験。晩夏の大冒険です。
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薬令市場
韓国で韓薬材の70%を流通している祭基洞(チェギドン)一帯にある韓薬材専門市場。
一味違うローカル色の強いエリアです。辺り一帯が韓方の香りに包まれ、歩くだけで元気になれそうな場所です。
アクセス
地下鉄1号線の祭基洞駅 2番出口 徒歩5分
ソウル韓方振興センター・ソウル薬令市韓医薬博物館の地図・|ソウル東部(ソウル)の観光スポット|韓国旅行「コネスト」 (konest.com)
ソウル韓方振興センター
3階建ての立派な瓦屋です。普済院遺虚碑と書いてありますね。
ソウル韓方振興センターは朝鮮時代の普済院の伝統を受け継いでいるそうです。
旅人に無料で宿泊を提供したり、身寄りのない病人を治療したりしていたという普済院。
ソウル韓方振興センターも、お試し価格で色んな体験 ができました。
https://kmedi.ddm.go.kr/jp/
併設のカフェで韓方定食
野菜たっぷりの韓方定食(12,900wだそうです、まゆみさんありがとうございます)
ナツメやレンコンなどが乗った雑穀米のおこわと付け合わせの野菜たちがよく合います。
体が喜ぶランチでした。
韓国ドラマで有名な ホジュンの世界も展示
私は2度も見た韓国ドラマの名作かつ超大作、ホジュン~伝説の心医、で主人公ホジュンが編纂し世界記憶遺産に登録されているという「東医寶鑑」が展示されていました。
記憶遺産は他にアンネの日記やベートーヴェンの楽譜なども登録されていて、この「東医寶鑑」がいかに貴重な資料かが窺えますね。
作中では晩年のホジュンとその仲間たちがどれほど苦労して書き上げたかを描写していたので現物を見た時は感動しました。
さあ、韓方体験へ!!どんなプログラムが?
受付に体験プログラムのメニューがあるのでこの中から試してみたい内容を予約します。
いずれかのメニューを選択した人は無料で医女(当時の看護師さん)の衣装を着て記念撮影ができるのでこの機会にいかがでしょうか?
伝統衣装を体験できる場所は景福宮周辺など観光地には多いのですが、医女の衣装はなかなか出会えません。
マッサージ30分
趣のある廊下を進んでマッサージのお部屋に向かいます。この時間もほぼ満員の盛況でした。
この部屋では機械によるハンドとフットマッサージを約10分、そしてベッドに横たわり背中をマッサージを約20分受けます。合計で約30分、550円でした。
中に美容液がたっぷり入った手袋をして機械に手を入れます。
そして足も使い捨ての足カバーをかけてフットマッサージ。膝下までしっかり揉まれます。
まゆみさんはスリムなので痛そうでしたが私は自前の脂肪からなるフットカバーが功を奏しちょうどいい強さでした。
手の疲れが取れただけでなく、しっとりすべすべになりました。
そして足も軽くなったところで次は背中のマッサージに移ります。
順に呼ばれ同じスペースにあるベッドに移動します。
なんと、蒸気でホットアイマスクのようなアイマスクを渡され完全にリラックスモードへ。
まゆみさんがご自身のブログ用にパチリと写真を撮っているところをパチリです。
(ご本人からは著作権フリーや~と快諾)
ベッドに横になりスタッフの方にスイッチを入れてもらうと、下から無数のボールのようなものが叩きつけてきます。これまた心地の良い強さで色んな場所が不規則に叩かれます。
お部屋全体に太鼓みたいな音がリズムよく響き渡ります。
アイマスクの効果もあり夏の疲れとともに眠気が…。
観光の途中で少し仮眠が取れると、この後のスケジュールも元気に過ごせるのでぜひ体験してみて下さい。
女医さんと問診 美容鍼?いや、韓方を処方
さて、次は美容鍼体験に行きましょう。
こちらは受付で表示がなかったの少し裏メニュー感のある体験です。
まゆみさんが、観光客向けに美容鍼の先生が無料で施術をしてくれる、ということをご存じだったので受付で聞いて下さいました。
やはりそのような無料体験があるとのこと。
韓国語を話せる上に、知識豊富なまゆみさんのおかげです。
受付で先に問診票を記入して指定された時間に受診することになりました。
記入は韓国語か英語になります。
この日は日本語を話す医師はいないとのことで、英語での受診となりました。
マッサージを受けた隣のお部屋でお医者さんと問診です。
その前にパスポートを確認され、ツーリストであることを証明します。
可憐で清楚な女性のお医者さんが英語で丁寧に質問してくれました。
事前に記入した問診票には健康状態の欄に「体が時々かゆい」と調子に乗って正直に書いたので、その点を重点的に聞かれました。質問内容はすべてPCのカルテに打ち込んでいきます。
時間にして約30分。
最後の質問ですが、トイレの回数は…?と遠慮がちに聞かれ、「普段は…でも、旅行中なので…w」と答えると先生も「分かりますぅ」と笑ってくれました。
トイレ関係の単語は、韓国で人気のジャイアントペンギンのペンスが痔になってしまいこっそり一人で受診した回の英語字幕で覚えました。
人生に無駄なことはありません。
ちなみにこの番組は韓国の教育テレビEBSが制作しています。
2019年の韓国国内のポータルサイトでの検索数で3位のBTSを抑えて1位を獲得しています。
誰にも物怖じしない毒舌で厚かましいキャラですが韓国のタブーを破って社会的規範を拒否する姿は幅広い世代から支持されています。
私の体の痒みはアレルギーと思っていましたが、体に熱がこもっていて発散しようと汗が出る。
その部分がかゆくなる、との説明でした。
韓薬という、症状に応じた煎じ薬を処方され無料でいただきました。
そのまま服用しても良いけどお湯で溶かして飲むとより効果的、だそうです。
先生の詳しい問診と説明に納得し、無料で受けに来た旅人に小一時間時間を割いてもらえて感激しました。
紹介してくださったまゆみさんに感謝です。
んん?ところで美容鍼はどうなった?ここでは美容より私の痒みが喫緊の課題となり韓方体験となりました。
やっぱり人生初の美容鍼もやってみたい!
次回はまゆみさんに連れて行ってもらった美容鍼のクリニックを紹介します。